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酒米(玄米)|洗米蒸米こうじ酒母仕込み水(仕込み水)上槽(搾り)酒かすろ過びん詰め
 
酒米(玄米)

酒造りに用いるためのお米全般を指しますが、現場では通常「酒造好適米」のことを指し、麹作りや酵母を育てるもと造り、また、もろみといってお酒そのものになるためのお米として使われています。
 
酒造好適米とは・・・酒米の中でも特にお酒造りに適したお米のことです。
 
「特徴」
1、大粒であること。これは、高精米(精白)に仕上げやすいこと。
  ◎大粒の基準は、『千粒重』により決めます。千粒重とは、
   お米千粒の重量のことで、25g以上が大粒米となります。
   (例)
    山田錦・雄町 → 27g〜29g
    五百万石・美山錦・八反錦 → 25g〜27g
    コシヒカリ・ササニシキ → 22g前後
 
2、『心白』が大きいこと。
  ◎『心白』とはお米の中心にあるデンプン質の塊のこと
 
3、よく溶ける軟質性であること。これは、心白の詰まり具合が粗であるため、水分や蒸気の出入りが容易で、麹菌の菌糸が中に伸びやすく、糖化力の強い麹が造れ、発酵を容易にする、ということです。
 
4、タンパク質や脂肪(=雑味の素)が少ないこと。玄米の胚芽や外側には、この他に無機物やビタミンが多く、酒米としては味を邪魔する素となり少ない方がいいわけです。
※だから酒米を家で炊いて食べても美味しくないよ※
 
5、吸水が早いこと。


洗米
精米されたお米に付いている糠を水で洗い落とす作業
 
◎洗米は、『第二の精米』といわれるほど大切な作業で、お米に付着した糠を落とし『必要なだけの水分』を吸収させるのが目的で、その時間は、お米の品種や、精米歩合によって変わってきます。
(吟醸酒に使う高精白のお米にでもなると『限定吸水』と呼ばれる秒単位のコントロールが必要となります。)

蒸米
ていねいに精米された酒造米は、高温で蒸されることにより、α化されます。当蔵では、古来よりの甑(こしき)の手法にてじっくりと完全に蒸されます。蒸し上がったお米の香りは、早朝の酒蔵を満たします。

こうじ
麹づくりには酒づくりの出発点として、その品質は酒質に大きく影響いたします。竹内酒造では、昔ながらの手づくりのよさを残した、手間ひまをおしまない、麹づくりをつづけます。

酒母
醪(もろみ)で健全な発酵を進めるためには、数多くの優良酵母を働かせなければなりません。竹内酒造では、独自に酵母を活性化。純粋で健全な優良酵母をていねいに育てます。

仕込み
仕込中の醪はすべて低温発酵により、じっくりとていねいに醸造されます。発酵途中の仕込みタンクの廻りには、華やかでフルーティな香りがたちこめます。

水(仕込み水)
水は一見無色透明の何の変哲もない液体ですが、実は酒造りと密接な関係があるのです。水の中に溶け込んでいる微量な成分が実際の酒造りではいろいろな働きをしてくれます。

◎微生物の増殖・発酵に有効な成分
(1)カリウム:微生物育成と発酵に必要で、麹の発育、酒母、もろみの発酵に関係する。
(2)マグネシウム:微生物の育成に必要。
(3)リン酸: 酵母の増殖と発酵に必要。
 
※これらの成分が不足すると※
(1)麹菌の増殖が遅れてしまいます。
(2)酒母の場合では、酵母菌の増殖が遅れて、発酵が弱くなってしまいます。
 
◎有効成分のもう一つの役割は、麹から酵素が溶け出してくるのを助け、酵素の働きを促進して間接的に発酵を助ける成分
(1)カルシウム
・酵素の生産と溶出を促進する。
・清酒中に適量含まれると味くずれを防ぎ、多いと品質をおとす。
(2)クロール
・麹の酵素の溶出に必要。

竹内酒造の仕込み水
◎鈴鹿山系の伏流水を山の洞窟から頂いています。(場所は内緒です。)
◎軟水

上槽(搾り)
上槽は、もろみを搾ることをいい、白く濁っているもろみを「お酒」と「酒粕」とに分離する作業のことです。

◎上槽には、二つの方法があって、一つは機械(もろみ連続自動圧搾機)で行う方法。二つ目は、『槽』と呼ばれる昔ながらの搾り機で搾る方法です。
もろみは、最初酒袋という袋(木綿などの袋)にいくつにも分けて積まれていくので、油圧が掛けられる前に、自然に流れ出てきます。これが『荒走り』といわれ、アルコール度数も高く、新酒の若々しいフレッシュな香りがしています。

酒かす
上槽の時に圧縮されて、お酒と酒粕に別れます。その時にできるのが、板粕といいまして冬場にはよく、かす汁につかわれます。
 
また、板粕をそのままタンクに入れて、上から踏み込んでいきます。約4〜5ヶ月ほど過ぎれば、土用粕(夏粕)になり、奈良漬けなどに使用されます。

ろ過・滓下げ(おりさげ)
搾ったばかりの新酒には、デンプン粒子や酵母などが残っており、白く濁っていて。それを『滓』といい、次にそれを取り除く作業にかかります。タンクに集められた新酒を、10日程静置すると次第に滓が沈殿してきます。これを『滓下げ』とよびます。
 
滓下げ後のお酒には、まだ微細な粒子が残っているため、ろ過してそれらを除去する必要があります。そのお酒の雑味、色味、不要となった酵素などを取り除きます。

◎その方法は、生酒の入ったタンクの中に活性炭素を入れ雑味や色味を吸着させその後、濾過器にかけてその炭素を除去するわけです。
この方法を『炭素濾過』(たんそろか)と呼びます。

◎雑学になりますが、十七世紀のはじめ、摂津の国に、濁り酒の醸造と行商をしていた鴻池新六(こうのいけしんろく)という男がいました。
ある日、店の下働きの男が失敗をしでかしたため、新六がこの男を叱ったところ、この男、それがよほど腹にすえかねたのか、うっぷん晴らしのつもりで、醸造中の酒桶の中に灰汁をほうり込んで逃げ出してしまった。
ところが、これがケガの功名だった。翌日、新六が酒桶をみると、なんと濁り酒がきれいに澄んでいたそうです。

現在に『清酒』があるのも、下働きの男に感謝しなければなりませんね。

瓶詰め
美しく仕上がったお酒は、最後の行程である瓶詰め作業をむかえます。十二分な品質管理の基、しぼりたての味と香りを瓶に封印。フレッシュな状態のままでお客様にお届けいたします。




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